16日の指数は小幅な下落を見せ、日足は小陰線でした。昨日はマーチン・ルーサー・キング・ジュニア記念日でアメリカ株式市場は休場となりました。欧州市場の下落が指数に一定の圧力をかけ、前場に市場はレンジ相場となりました。
ここ6営業日で2600円上昇し、指数の過度な上昇によりダイバージェンス短期線が形成され、調整の必要性が生じました。何度も下落リスクを避けるように注意を喚起しており、高値掴みを避けるようにと助言しています。
後場に市場はわずかな反発がありましたが、高値での利益確定売りが圧倒的で、指数を抑える要因となりました。
午後は主にレンジ相場が続き、最終的には35,619.18で取引を終え、前の取引日比で282.61円下落し、0.79%下落しました。これは7営業日ぶりの下落となります。
セクターの状況を見ると、今日はセクターが深刻な分化を見せ、前期に好調だったセクターがそれぞれ程度の異なる下落を経験しました。33の業界のうち、5つが上昇し、28つが下落しました。航送業がトップで、次いで鉱業、ゴム製品、石油・石炭が続きます。繊維業、倉庫・運輸業、漁業・農林業が下落率が高かったです。前期に好調だったテクノロジーを中心とする電子機器、精密機器などのセクターは今日、わずかな下落を経験しましたが、円安の影響を受ける航送業だけが強い勢いを保っています。
全体的に見ると、今日の市場の弱気レンジ相場は予測に合致しています。市場が急速に強気に転じて連続上昇した後には必然的に調整やレンジ相場が生じるため、今後注視すべきはレンジ相場や調整のタイミングと空間です。調整が終了した後には新たなトレンドに移行することになります。調整の過程では、取引上で利益を守ることに注意を払い、利益を得たポジションでは高値での利確を意識し、弱気なポジションではリスクを回避するために適切なタイミングで利確し、ポジションを減らすことに注意を払う必要があります。