17日の指数は高値からの反落となり、日足では長い上ヒゲを持つ逆ハンマーの小陰線を形成しました。前場では、米国株の半導体関連やテクノロジー株の上昇、そして円安が指数を大幅に押し上げ、外資とテクノロジー株の活発な取引により、36239.22ポイントという本日の高値をつけました。しかし、午前10時半以降、中国株や香港株の下落の影響を受けて市場の雰囲気が冷め、指数は下落し、前場の上昇分を吸収しました。後場の取引では、相場は横ばいを維持しましたが、大引けに再び弱含みとなり、最終的に35477.75ポイントで取引を終え、141.36ポイント、0.4%下落しました。
セクターから見ると、本日の取引中、セクター間での差異が顕著で、33の業界セクターで7つが上昇し、26つが下落しました。前場で強い動きを見せた海運業は取引中に弱含み、保険、卸売貿易、小売業のセクターが上昇し、一方で前回強かった鉱業、医薬品、電力・ガスのセクターが最も下落しました。市場は今日、分化の段階にあり、以前強かったテクノロジー、金融、輸出入関連のセクターでは、本日明らかな利確の動きが見られ、資金清算の動きが多く市場に大きな圧力をもたらしました。
全体的に見ると、本日の指数は反落の局面を迎えました。前場の分析で述べた通り、本日の指数が高値からの反落を見せれば、今後は調整局面に入ることになります。また、指数が突破した後も市場の高い警戒感を維持し、リスクが回帰する可能性を常に示唆してきましたが、市場の動向は予想を裏付けるものでした。今後の市場は分化やローテーションによるレンジ相場に入る見込みです。このような状況ではリスクを軽減するために減少ポジションをとることを検討し、同時に安値での再投資の機会を待つことが重要です。