指数は今日、底探しからの反発を見せるレンジ相場になり、日足では十字クロスの小陽線を形成しました。
前場では、FRBの早期利下げ期待の後退が投資家の感情を押し下げました。同時に、国内市場では通貨政策の政策化への懸念から、国内外の金利上昇への懸念が投資家を悩ませ、これらの影響で小幅な下落が見られました。
寄り付き後、指数は下落レンジ相場に入り、一時的に36000ポイントを下回りました。
後場には中国が預金準備率を引き下げたことで、国際的な原物料価格が上昇し、鉄鋼や非鉄金属などの資源株が堅調な上昇を示しました。
同時に、半導体関連株も引き続き強い動きを見せ、指数はV字反転の底堅い反発を示し、最終的に36236.40ポイントで終え、10.14ポイント(0.03%)上昇しました。
セクターでは、33の業種のうち25が上昇し、8が下落しています。
その中で、製紙、海運、証券が最も上昇しています。
一方で、石油、医薬品、保険が最も下落しています。
セクターは引き続き分化したローテーションを維持しており、今日は半導体が活発でしたが、内部では分化が見られました。一方で、鉄鋼や非鉄金属などのセクターが強い動きを見せ、市場に一定のエネルギーをもたらしていますが、これは基本的な刺激反応に属し、持続性は観察を要するでしょう。
個別銘柄では、デザインワン・ジャパン<6048>商い伴い急伸、ブレインズテクノロジー<4075>ストップ高、ワイエスフード<3358.>大幅反発、KG情報<2408>一時ストップ高で昨年来高値更新、インフォネット<4444>物色人気に急動意、tripla<5136>上値指向強めました。
個別銘柄のパフォーマンスからも、市場の明らかな分化状態が見て取れます。
全体的には、指数は今日午後に上昇しましたが、その上昇は外部の基本的な要因によるものであり、持続性は観察が必要です。
この数日間、セクター内部の分化も明確で、一部の前期に強い個別銘柄が高値で壁を作りつつあり、一方で大幅下落後の反発株も振れ幅を示しています。
様々な兆候から見て、市場は調整の局面に入っているようです。
取引では、弱気銘柄の清算に注意し、リスクを抑えるためにポジションを減らすことが重要です。
今日は大幅な下落はありませんでしたが、指数は高値をつける形になり、今後は下落の需要があると考えられます。