23日の指数は、一時は36900ポイントを超えるなど高値で推移しましたが、後場には通貨政策会議の影響を受けて上昇から下落に転じ、終日を通じて上下にレンジ相場となりました。
最終的には、36517.57円で取引を終え、前日比29.31円(0.08%)下落しました。
日足では、上ヒゲの長いハンマーの小さな陰線が形成されました。
午前中は、前日の米国株式市場の上昇に影響を受け、テクノロジー株を中心に指数が上昇しました。
セクターでは、33の業種が日中に分化した状況で、上昇したのは9つで下落したのは24つです。
その中で、精密機器、医薬品、食品製造業のセクターが上昇し、電力・ガス、陸運、繊維製品のセクターが下落しました。
今日の取引中、市場は明らかな分化を見せました。
午前中は輸送機器と機械のセクターが強い一方で、取引中に弱含みとなりました。
市場の主流は半導体関連のテクノロジー株に集中していますが、本日は高値株も小幅に下落する動きが見られました。
高値の反落には注意が必要です。
個別銘柄では、ジャパニアス<9558>一時ストップ高で上場来高値更新、ニーズウェル<3992>上値指向強め3日続伸、アルプス技研<4641.T>=4日続伸、ティアンドエス<4055>大幅高で25日線とのマイナスカイ離を急速に縮小、GENDA<9166>急動意、オーバル<7727>大幅続伸で新値街道復帰。
個別銘柄のパフォーマンスを見ると、テクノロジーセクターで明確なローテーションパターンが見られ、安値銘柄が一定のパフォーマンスを示し、高値銘柄はレンジ相場を見せていました。
全体的に見ると、本日の指数は高値からの反落を示し、短期の市場センチメントには一定の打撃を与えましたが、これは主に通貨政策会議の影響によるものであり、市場にはある程度の刺激的な反応が生じました。
これまでも高値リスクについて警告し、利益を適時に確定するようにお伝えしてきましたが、現在の状況では、指数は強いものの上昇力が次第に弱まっており、このような状況では高値リスクには十分に注意する必要があります。
運用上では、ポジションをコントロールし、下落リスクを回避するように心掛けてください。
同時に、本日の米国株式市場の動向にも注目していてください。